embrace = 受け入れる, 抱擁する
課題を受け入れ、優しく肯定するような気持ちでアイデアを考えるためのノートをデザインしようと思った。
考えるのに重要なことは、いろいろな視点で現象や事象を捉えるとこだと思う。その時に、ものごとのある一面のみをみて全てがそうだと思うのは避けたいことだと思う。
このノートは、紙が水に濡れてしまうという一見ネガティヴな事象を見つめ直し、ポジティブに転換することで生まれた。
小口(ノートをめくる時に指をかける面)を端から10mmほど濡らすことで、うねりが生み出す波のような美しいテクスチャーとその隙間がもたらす指がかりの良さを発見した。美しさと機能をもった小口は、ノートを開く時にものごとを広い視点で見ることを思い出させてくれる。




様々な紙の種類と濡らし方の条件を変え、実験を行った。